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ノルウェイの森

Beastie Boysというバンドを覚えている人はいるでしょうか?
80年代のヒップホップトリオで Licensed To Ill で全米で一位にもなりました。
下の写真は マイクDこと マイク・ダイヤモンド
(トライベッカフィルムフェスティバルのストリートフェアで)
全く普通のそこら辺の親父です。 私なんて、‘あの人マイクDだよ’と云われなければわからない。

IMG_0447.jpg



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ノルウェイの森を昨日読み終えた。
なんだか、私の中にぽっかり穴があいたような気がする。彼の作品の後はいつもこんな気がする。
どうしてだろう?

今日の曲はReasons Unknown by The Killers
<ノルウェイの森>
私はこれは否恋愛小説だったと思う。
冷感症の直子=死 と 曖昧な生を生きる僕との関係。死を軸としての恋愛? 恋のために 死に至る訳ではなく、死に至る途中経過としての恋愛だろーか。
確かに 生きている証明として 死は存在するわけで、死は刻々と私たちの体の中を浸食し最終的には そこへ行き着く事になっている。そのあとは 灰にしてもらうか、腐るかどちらかだ。 ‘今、ある’ が ‘そのうち消える’という見方をすれば、食欲も性欲も大差なく、大雑把に満足、不満足ととらえることになるだろう。でも恋愛は 必要性や必然性で起るのではなくて ときめきとか、一時的な神経衰弱、一時的記憶喪失、気まぐれ、睡眠不足、泥酔状況、一時的失明状態とか、あまり説明できない、理性のきかない状況下で発生するもの。
主人公の(あまりにも受け身な)僕と 直子との関係は 恋愛なのだろうか。

おおまかに、世の中は こんな人びとで分かれているんじゃないかな。
死を恐れて見て見ない振りをする人。
死を直視して がんばる人。
死を直視して 混乱してしまう人。
死を直視してあきらめてしまう人。
大抵の人は 見ない振りをするか、がんばるかになるんだろう。 混乱の後 がんばる人もいれば あきらめる人もいる。あきらめてしまう人は アル中になるか自殺するかで、生存競争を放棄してしまうのかもしれない。

小説の冒頭で 直子が 僕に覚えていてほしいと云うけれど、 記憶や思い出は生き残ったひとの為に或る物で、死者として旅立ったひとには関係ないのではないだろうか。死んでしまったら 覚えていてもらおうが忘れ去られてしまおうがちっとも不自由はしないはずだ。それでも 覚えていてもらいたいと思う人間は傲慢なのかもしれない。

当たり前のように元気で育ち盛りの娘は“死”の事なんて考えないだろうな。また 考えても一瞬のうちに彼女の思考から消え去ってしまうに違いない。つぼみが花をさかせるのに全エネルギーを集中するように、 成長期は 体中が増殖し、生に向かってのエネルギーが発散されており、退廃=死がそこに入る余地はまるっきりないようだ。思春期も終わりに近づき、成長も緩やかになって初めて、からだの中で ひっそりと潜んでいる死に気がつくのかもしれない。
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テーマ : ニューヨーク
ジャンル : 海外情報

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そうか~・・。

こんにちは。
Beastie BoysやNOFX、Green Dayらへんを私は高校生の頃聞いていました。懐かしいいですね。
いや~オッサンじゃないですかー!ってその分自分も年を取っていると思うとなんだか感慨深いです。
あれからどれくらい経ったのか改めて考えるとあっという間だったけどなんだかとても遠い昔って感じがします。
ちょっとしみじみしてしまいますね。

マコベスさんへ

そうですね。あまりに親父色が強くて 退いてしまいますよね。 こういう自分の歳を思い知らされるような出会いは避けたいですよね。 TVで U2の Bonoとか見てもやみちくれーとかなっています。 あのプラットホームブーツもやめてほしいし、大きなサングラスもエルトンジョンの親戚のようで 勘弁してほしい。

いろんな有名な方を見た事あるけど、大抵ナーンだこんなものかとむしろマイナスの事が多いようです。

プラダのショルダーバッグをたすきがけに肩から下げ、レストランでまだ小さい息子を追いかけ回していた ハービーカイテルもイメージが相当ずれました。

No title

「ノルウェイの森」自分が読んだのはかなり昔のことで忘れているんですが、確かに主人公と直子との関係はChivampさんの言うとおりあまりに恋愛的じゃなかったですよね。でも寄り添っている感じがなんとも。あともう一人みどりでしたっけ?その関係とか……もう一回読んでみようかな、と思いました。
最初読んだときは村上春樹的じゃないな、と思ってしまいましたけど(笑)

あと死については自分は曾おばあちゃんが小五の時に亡くなって、色々考えて、混乱してしまいました。そこで中学の時に「葉隠れ」に出会って(嫌な中学生だ・笑)、Chivampさんのいう死を直視して混乱してがんばる人にようやくなれたんですけど、大学の時の仲間に「友人が高校の時に失恋をして自殺した」という話を聞いてなんだか死を知ってそれを逃げ場にする人もいるんだ、と複雑な気分になったことを覚えています。

No title

お久しぶりです

Beastie Boys覚えてますよ^^
いとこが好きだったので、その影響もあってか聴いていました
懐かしいです
確かに、今では普通のオッサン(←
になってしまいましたが、歌は最高だと思います

ノルウェイの森・・・
母が読んでいたので今度読んでみようと思います
てっきりノルウェーの話だと思っていました(汗

コメント失礼しました。

キロロさんへ

コメントありがとうございます。
歳はとりたくないですね。
自分の歳をおもいしらされたような気がしました。

やまづきさんへ


コメントありがとうございまーす。
生命欲と自我欲が 強いアメリカ文化に浸って読むと村上ワールドはとても不思議です。

No title

僕は一時期死ぬこととか生きることとかいろいろと考えたことがあります。
考えて考えて、自分の中でいくところまでいったのでそこで考えることをやめました。

僕はまだ、「死」について何かをいうことはできません。世の中には、死を美化したような物語が多いですが、僕は、死は人が思うほど美しいものではないと思います。

なるさんへ

コメントありがとうございます。

> 僕はまだ、「死」について何かをいうことはできません。世の中には、死を美化したような物語が多いですが、僕は、死は人が思うほど美しいものではないと思います。

そうですね。自然現象や事実を美化する必要はないですね。 それに 事実を見ないようにするために美化する事も多いようです。 


はじめまして、というか

こんばんは。
『ノルウェイの森』は一度読んだきりです。
もう一度読んでみようと思います。
Beastie Boys、名前は聞いたことがあるかもしれませんが、
サウンドは、ちょっと思い出せません。
だけど、どこかで流れていたかもしれませんね。
知らず知らずのうちに、聴いていたかも。
まだまだ知らない音楽が多いです。

只野乙山さんへ

コメントありがとうございます。
Beastie Boysは 80年前半ですから、古いですよ。30年近くなる? 今や マイクDの奥さんの方が 有名というか成功していますから 時代は変わりました。 いわゆる白人ヒップホップのはしりでした。
プロフィール

chivamp

Author:chivamp
NY Life Style・ Music日記

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